2008年12月05日

マイナ・モワウラ両選手、国外強制退去へ

ケニア人ランナー2人に国外退去命令 法相、異議退ける(中日)

残念なニュースとは続けざまにあるものなのでしょうか。
彼らのアマチュアスポーツ選手としての在留資格が認められず、
国外退去処分が正式に決定してしまいました。

10月頃に2人が入管に収容されたのは知っていたのですが、
こうあっさりと国外退去命令が出るとは思いませんでした。

不法在留外国人の摘発は国としての「職務」でありますし、
適用を厳しくしているからこそ治安が守られている点は否定しませんが、
この2人に関しては「気の毒」としか言いようがありません。

2人とも陸上ファンにとってはおなじみの名前であり、
サイモン・マイナ選手はトヨタ自動車で長きに渡り
外国人エースとして活躍されてましたし、
(その後愛知製鋼に移籍)
ジョセフ・モワウラ選手もおかやま山陽高校時代トラック・駅伝で活躍され、
卒業後は重川材木店に入社されていたのですが。

故障もあり、各々の退社後は名古屋市内の会社に入社し、
そこで部員2人ながら陸上部を作ってもらい練習に励んでおられました。

新会社での陸上部活動が認められず「労働者」扱いとなったせいで
今回の在留資格不認可となってしまったようです。

ルールとしては正しいのかも知れませんが、
彼らの実績を考えると今回の退去命令はちょっと酷な感じがします。
(もちろん、彼らは何の犯罪行為等も犯しておりません)

ここ10年ほどで多数の外国人陸上選手が日本の地を踏みましたが、
長く日本に残って活動されている選手は一握りに過ぎません。

各実業団や大学、高校で表向き「国際交流」などと謳って外国人選手を加入させても、
大多数の部では「助っ人」という存在でしか無く、
いくら実績を上げようともいざ走れなくなったら
容赦なく「ポイ捨て」されてしまうのが現実なのです。

これも競争社会では「必然事項」なのかも知れません。
しかしこうなってしまう前に何らかの手を打つ事は出来なかったのでしょうか。

最後に、日本人であれ外国人であれ、
選手やスタッフを大切にしない部は将来必ず衰退します。
企業スポーツとしてのあり方を考えさせられてしまいました。
posted by 宗太郎峠 at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 陸上競技総合08年〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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